
こんにちは!KEIです。



皆さんはタンデム走行を行っていますか?
筆者はバイク沼に引き込むためによく友人を載せたりしています。
今回はタンデムが通常走行とは異なり、危険なため重要なポイントについて書いていきます!
「恋人や友人と一緒にツーリングに出かけたい」——そんな願いを叶えてくれるのがバイクのタンデム(二人乗り)です。
しかし、タンデムは一人乗りと比べて車体のバランスやブレーキング、コーナリングに大きな影響が出るため、しっかりとした知識と準備が必要不可欠になってきます。
この記事では、初心者でも安心してタンデムを楽しめるように、実践的なコツや注意点、安全対策を徹底解説します。
タンデム走行の基本ルールと法律
公道でタンデムできる条件とは?
バイクでの二人乗りは道路交通法で明確なルールが定められています。
- 50cc以下のバイクはタンデム不可
- 51cc以上でタンデムシート・ステップ・ベルト等があればOK
- 高速道路のタンデムは運転免許取得から3年以上が必要(ただし一部例外あり)
- 二輪免許取得から1年以上が経過している(排気量問わず)
また、乗車定員や装備が整っていないバイクでのタンデムは違法となるため、事前に愛車の仕様を必ず確認しておきましょう。
車検証の搭乗人数も要確認です。



近々50ccが廃止され125ccの出力規制のものが原付扱いとなります。
こちらはタンデム走行不可なので気を付けましょう!
タンデム前に準備すべきこと
1. バイクの状態確認
タンデムでは搭乗者が増える分荷重が増えるため、もちろんバイクへの負担も大きくなります。
- タイヤの空気圧:通常より高めに調整
- サスペンション:調整可能な場合はプリロードを強めに設定
- ブレーキ:制動距離が伸びるのでパッド残量や制動力の確認
- チェーンの張りやオイルの状態なども点検しておくと安心です
特にブレーキ操作を行ったときの制動距離には要注意です!
走行前点検をしっかり行い、安心して2人乗りできる状態を整えましょう。
2. 装備の見直し
ライダー・同乗者ともにしっかりとした装備をすることがけが防止などの安全性につながります。
- フルフェイスもしくはジェットタイプのヘルメット(半キャップは危険です!)
- 転倒に備えた長袖・長ズボンやグローブ・プロテクター
- 特に同乗者にもライディング用のプロテクターが入ったジャケットを用意できると安心です
また、インカムがあれば走行中の会話や指示がスムーズになるため、初めてのタンデムにはおすすめです。



タンデムする方もいざというときの事故に備えてしっかりした格好をするのが良いですね!


3. 同乗者への事前説明
運転中に同乗者の思わぬ動きによって、ライダーが危険な目にあうこともあります。
乗り出す前にタンデムするときの注意点については事前に共有しておきましょう。
- バイクに乗るときはステップに片足をかけて、シートにまっすぐ座る
- ライダーを挟み込む形でニーグリップを行う
- コーナリング時はライダーと一緒に傾くこと
- 急な動きや手放し行動は厳禁
- ブレーキ時には軽く後方から抑えるような意識で、不意に後ろにのけぞらないようにする



特に普段二輪車に乗らない人が同乗する場合は要注意です!
タンデム中の走行のコツと注意点
1. 発進・停止はゆっくりと
二人分の重みがあるため、発進時は半クラッチを長めに使って滑らかにスタートしましょう。
急発進してしまうと後ろに荷重が乗っている分、前輪が浮いてしまう危険性があります。
停止時も急ブレーキを避け、リアブレーキを多めに使いながら安定した停止を心がけると安心です。
特に制動距離は一人の時と大きく差があるので、いつもより早めにブレーキを効かせましょう。
発進や停止の際に同乗者が体を大きく動かすとバランスを崩しやすいので、事前に「動かないでいてね」と伝えることが大切です。
2. 低速走行と渋滞時のバランス
低速でのふらつきが増えるのがタンデムの特徴です。
しっかりとした基本動作と同乗者の協力が必要になります。
- ニーグリップで車体を安定させる
- 同乗者にもなるべく動かないよう伝えておく
- 渋滞時は無理なすり抜けをせず、余裕を持った走行を
また、Uターンやクランク走行時には前後重量の影響でハンドルが重くなるため、広めにラインを取り、無理な操作を避けましょう。
坂道を低速走行する場合もいつもよりふらつきやすいので、気を付けて運転しましょう。


3. コーナリングのコツ
2人分の重みが影響し、曲がる感覚が変わります。
大きく膨らみすぎて車線をはみ出してしまうことのないように、安全な速度でカーブに侵入しましょう。
- 速度は普段より1段階抑える意識で
- 進入時の減速を丁寧に、出口で加速が鉄則
- コーナー中の急なライン変更は不安定になる原因なのでNG
また、同乗者が不安で体を固くしてしまうとバイクの挙動が読みにくくなるため、あらかじめ「体を預けていいから」と伝えておくと良いでしょう。
4. 高速道路でのポイント
風圧が強まる高速道路では、通常の道路以上に注意するポイントがあります。
- フルフェイス+ライディングギアの徹底
- 体を密着させて空気抵抗を抑える(同乗者が密着すると安定)
- SA/PAでこまめに休憩を取る(タンデムは体力を消耗しやすい)
- 追い越しや合流時は慎重に操作する(加速性能が落ちるため)
また、橋の上などの突風ポイントなどではハンドルをしっかり保持し、減速して走行するのが安全です。


よくあるトラブルとその対処法
ケース1:同乗者が怖がって固まってしまう
- 一時停止して会話をして安心させる
- 「怖い」と思わせない走りが第一(急加速・急旋回を避ける)
- 初心者には最初は近所の慣れた道で練習を
- 「慣れさせる」より「信頼させる」ことが大切
ケース2:腰やお尻が痛くなる
- シートが小さい場合、クッション性のあるゲルザブやシートパッドを使用
- 1時間おきの休憩で疲労を軽減
- ポジション変更がしやすい服装で、同乗者が姿勢を変えられるように


ケース3:信号待ちや駐車でバランスを崩す
- 足つき性が良いバイクでも、体勢が崩れると転倒しやすい
- 同乗者には「信号停止時は動かないでね」と伝える
- 不安があれば、傾けずに足でしっかり支える意識を
- 坂道発進のときは、後方加重に気を付けてクラッチ操作を丁寧に
タンデムツーリングをもっと快適にするためのアイデア
インカムでコミュニケーション
- 「次右曲がるよ」「大丈夫?」と気軽に話せる安心感
- 音楽も共有でき、雰囲気作りにも最適


写真や景色を共有する工夫
- 同乗者がスマホで撮影しやすいように、短めのストラップや専用マウントを使用
- 景色の良いスポットでは停車して、一緒に記念撮影を
持ち物の整理
- リアボックスやタンクバッグで荷物をしっかり固定
- タンデム時はリュックは避けるのが基本(バランスを崩しやすいため)


まとめ|タンデムは思いやりと準備があってこそ安全に楽しめる
バイクでのタンデムは、走る楽しさを共有できる貴重な体験です。
しかし、一人乗りとはまったく異なる走行感覚や注意点があるため、しっかりとした準備とコミュニケーションが不可欠です。
- 車両・装備の確認を怠らない
- 同乗者への配慮と丁寧な走りを意識
- 急のつく操作を避け、スムーズな操作を心がける
- 会話・休憩・写真撮影などで「楽しさ」も忘れずに
タンデムで信頼関係を深めながら、安全で快適なツーリングを楽しみましょう!
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