
こんにちは!KEIです。



本日は筆者の愛車である旧型XSR900についてひたすら語りつくしていきたいと思います!
ヤマハの人気ネイキッドスポーツ「XSR900」。
現行型が洗練されたモダンネイキッドに進化する一方で、今も根強い人気を誇るのが旧型XSR900(2016〜2021年モデル)です。
ネオレトロデザインに3気筒エンジンを組み合わせた、他にはない唯一無二のバイクとして、多くのファンに愛され続けています。
今回は筆者の愛車である「XSR900」について語りつくしていき、あわよくば仲間が増えてくれると嬉しい!という気持ちで執筆していきます。
旧型XSR900の魅力やスペック、現行型との違い、中古市場の相場感などをまとめて解説していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、購入時の検討材料にしてください!
旧型XSR900の概要と特徴
旧型XSR900は、2016年にデビュー。
ベース車両はMT-09で、共通のプラットフォームとエンジンを持ちながら、クラシカルな外観とモダンな走りを両立したスタイルが特徴です。
スペック(2020年モデル)
- エンジン:845cc 水冷直列3気筒 DOHC
- 最高出力:116ps / 10,000rpm
- 最大トルク:8.9kgf・m / 8,500rpm
- 車両重量:195kg
- タンク容量:14L
- シート高:830mm
MT-09譲りのパワフルなトルク特性と、トラクションコントロール・ABSなどの電子制御装備を備え、
街乗りからツーリング、ワインディングまでオールマイティに楽しめます。


旧型XSR900の魅力
1. ネオレトロなデザイン
丸目ヘッドライト、昔ながらのネイキッドを思わせる造形が特徴。
レトロ感はありながらも、LED灯火類やアルミタンクカバーなど現代的な質感もあり、
“古すぎず、新しすぎない”絶妙なデザインバランスが魅力です。
2. MT-09譲りの走行性能
スロットルレスポンスの鋭さとトルク感はまさにスポーツバイク。
さらにライディングモード(STD / A / B)を切り替えることで、街乗りからワインディング、ツーリングまで幅広く対応。



特にAモードではこれリッターのスポーツバイクじゃないの?と疑いたくなるような異常な加速をします!
さらに倒立フォークを採用しており、カーブ時にはハンドリングのヤマハらしい素直で扱いやすい曲がり方をします。
「見た目はクラシック、中身は最新」という二面性が、多くのライダーを魅了しています。
3. カスタムベースとしても人気
ネイキッドでカウルレスの構造から、ハンドル・マフラー・フェンダー・シートなど幅広いカスタムが楽しめるのもXSR900の魅力。
カフェレーサー風やスクランブラー風に仕上げるオーナーも多く、自分だけの一台を作るベース車両としても優秀です。



ヤマハから外装セットが出ていたりと自分の色を出すことができます!
RZ風にするカスタムもとてもかっこよくて憧れます!
4. 扱いやすい車体の軽さ
XSR900は3気筒エンジンを搭載していることから排気量のわりに車体が軽量です。
車体重量は195kgとなっており、中型バイクのCB400SFよりも軽いです。
また、重量物を集中させたレイアウトのため、取り回し時にはさらに軽く感じられることと思います。
さらに車体もコンパクトな設計のため、駐車時に困ることもありません。
5. 3気筒独特のエンジンフィール
MT-09やXSR900では3気筒エンジンを採用しています。
この3気筒エンジンは2気筒とも4気筒とも違った雰囲気を持っており、どこからでも力を発揮できます。
アイドリング時には「グルグルグル…」といった獣の唸り声のような音を奏でており、いざ走り出すと4気筒のような吹き抜けていく音へと変わっていきます。



筆者はこの3気筒にひかれてXSR900を購入しました!
XSR900の注意点
1. とても「速い」バイク
GB350のような「とことこ」走るレトロなネイキッドを探してXSR900を購入してしまうと、あまりの速さに面を食らってしまうと思います。
かつてじゃじゃ馬と呼ばれたMT-09の意思をしっかりと継いでいるバイクになるので、自身のツーリング用途とあっているか購入前に考えましょう。
2. シート高の高さ(830mm)
旧型XSR900はシート高が830mmあるため、足つきは悪いバイクになります。
筆者は178cmの身長ですが、両足をかかとまでつけることができません。
ローダウンキット等を用いてシート高を下げることもできますので、購入を検討されている方は一度跨ってみて確認したほうが良いと思います。
3. シートとサスペンションの硬さ
シートの硬さとサスペンションの硬さはよく旧型のXSR900で出てくる不満点になります。
特にシートのクッション性はほぼないといっても過言ではなく、水でふやけた木の板に座っているような感覚です。
サスペンションの硬さと相まって、段差をのりこえるときは大きめの衝撃が襲ってきます。
シートやサスペンションを変更したり、サスペンションの調整を行って乗りやすい状態にしましょう。
4. 圧倒的なライバルの存在(Z900RS)
XSR900はほぼ同排気量でスタイルも似通っているZ900RSの存在があります。
Z900RSはアナログ2眼メーターを搭載していることからもよりレトロなスポーツバイクとして存在しています。
Z900RSはシートが柔らかかったり、アクセルレスポンスもそこまで機敏ではないため、ゆっくり走りたいライダーにも最適なバイクです。
ただし、Z900RSは売上台数が非常に多くツーリングに行くと間違いなくすれ違うバイクなので、人とは違うバイクが欲しい方には向いていない面もあります。


現行型との違い
2022年にモデルチェンジしたXSR900は、よりスポーティかつ現代的なデザインに変更されました。
ここでは主な違いを比較してみます。
項目 | 旧型XSR900(2016-2021) | 新型XSR900(2022-) |
---|---|---|
エンジン | 845cc/116ps | 888cc/119ps |
車体デザイン | 丸目/クラシック系 | 丸目/レトロレーサー風 |
メーター | 丸形デジタル | フルカラー |
クラッチ | アシスト&スリッパークラッチ | アシスト&スリッパークラッチ+クイックシフター標準 |
足回り/車体設計 | MT-09初代ベース | MT-09 SPベース |
旧型はよりレトロ・シンプル志向、新型は電子制御てんこ盛りの“ハイテクスポーツネオクラシック”という印象です。



そのほかにも新型ではフロントフォークの調整、ブレーキラジアルマスター、クルーズコントロールといった装備も追加されています!
うらやましい…
中古市場と価格相場(2025年現在)
旧型XSR900の中古車価格は、年式・走行距離によって変動はあるものの、
- 2016〜2017年式:60〜80万円
- 2018〜2021年式:70〜95万円
といった価格帯が主流です(カスタム有無・状態により前後)。
販売終了後も一定の人気があり、状態の良い個体はやや値上がり傾向。
「旧型のXSRが好き!」という人は、早めにチェックするのがおすすめです。



2018年にマイナーチェンジが行われ、多少の出力と馬力の違いがあります。



2018年式からはクイックシフターのオプションがあるので、つけたい方は2018年式以降を狙ってみてください!


どんな人におすすめ?
- ネオレトロな見た目が好きな人
- パワフルな中型〜大型バイクを探している人
- カスタムベースを探している人
- MT-09はちょっと見た目が…という人
- ネイキッドで速いバイクを探している人
旧型XSR900は、万人受けする完成度の高さと、個性を演出できる自由度が絶妙にバランスされています。
まとめ|旧型XSR900は“今こそ狙い目”なバイク
クラシカルな外観に対し、走りはスポーティ。
MT-09譲りのパワートレインと電子制御で、快適さと刺激を両立。
そんな魅力を兼ね備えた旧型XSR900は、2025年現在でも確実に価値ある1台です。
- 「今しか買えない絶妙なモデル」
- 「人と被りにくい、でもしっかり走れる」
そんなバイクを探している人には、まさに理想の選択肢になるかもしれません。
気になる方は、ぜひ一度実車に触れてみてください。
きっと、その魅力に引き込まれるはずです。




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